7月研修会のレポートです。
初めは『積水ハウス「住まいの夢工場」』の見学です。
場所は富山県、新湊に程近い射水市有磯にあるので、鞍月の積水ハウス(株)金沢支店に集合、レンタカーでの移動となりました。
先ず一ヶ所目『住まいの夢工場』ですが、住まい作りの上で考慮すべき事柄を、解りやすく説明してくれる施設です。
インテリアに限らず、住まい作りの一端を担っている我々にとっては、どれも意義深いものでした。
中でも興味深かったのは、『トライアルラボ』と言う施設。
ここでは、免震・耐震実験や、外壁の耐火実験、積雪による梁の曲げ実験などを行える施設があり、体験することが出来ます。
中でも、耐震・免震実験では、震度7相当の揺れを体験でき、耐震構造のみの場合と、免震装置を効かせた状態とを比較する事が出来ました。
実際にテレビなどでしか見る事の出来ない「揺れ」を身近に体験することができ、また、耳にはしていた免震装置の効果を実感でき、大変貴重な体験でした。
その他に、実物の家を使用し、軽量鉄骨構造と木質ラーメン構造の見学が出来、構造の仕組みを比較できる施設や、外部の温熱環境とサッシの性能を比較できる施設などもあり、サッシの違いによる結露の仕方の違い・熱射の反射の違いなどを勉強することができました。
セキュリティスタジオと言う施設では、防犯硝子の割れ実験や、空き巣・ピッキングの手口とその対策の仕方も紹介されていました。
ユニバーサルデザインスタジオでは、老化した体を体感できる装具を付けた状態、あるいは車椅子に座った状態での、廊下の移動や、洗面・トイレ・浴室などの使用を実際に行うことができるスペースがあり、今後の活動に向けて大変参考になるものでした。
他にもライティングの違い‐白熱灯と蛍光灯の色味の違いと、それによって空間から得られる印象の違いを体感できる施設もありました。
更に積水ハウスの木質材料を供給するセキハ(株)の展示場もあり、目新しい仕上げ材料は興味を引くものがありました。特に、木下地に麻布を張り樹脂で仕上げた材料は、独特の趣を醸し出し、我々の目を引くところでした。
およそ2時間半もの間、丁寧な解説と共に見学させていただくことができ、大変充実した研修となりました。
* * * * * * * * *
さて、本日二ヶ所目の見学地は、砺波の『ニチマ倶楽部』というホテルです。
会員の大谷さんの協力の下、格安ランチと施設見学をさせてもらえることとなりました。
 
 
豪華なフレンチのランチで一息ついたあと、引続き施設の見学をさせて頂きました。
製麻工場の2棟平行に並んだ女子寮を繋ぐ格好で再生されたホテルの施設です。
1991年の中部建築賞を受賞した施設で、芸術家の手による客室や・テナント等を見学しました。副支配人様のご案内の下、代表的な客室を見学することができました。
個性的な客室の数々は雑誌等で見たことがあり、それを実際に見学する事ができて大変貴重な機会でした。
特に著名人が指名で部屋を取るという、大きな木製の柱や梁をあしらってある部屋や、棋士の羽生さんが死闘を繰り広げたという、囲炉裏のある和風の部屋などは、やはり目をひくものがありました。
2棟の建物の間に架けられた大屋根の下は、大きな吹き抜け空間として使用され、ブライダルショーが丁度提案されていました。広大な空間でのテーブルセッティングは、宮殿での晩餐会を彷彿とさせました。
また、1階に集められたバー、レストランの内装は、とても参考になりました。
特に、和食店の天井の細工や、アプローチに何気なく飾られたアート作品なども、興味を引くものであり、インテリアとしても素晴しい空間でした。
今回もまた大変充実し有意義な一日でした。
最後に、各施設で案内をしてくれた皆様、ありがとうございました。
また全線運転の米谷さんも大変おつかれ様でした。
リポート:内川、写真:米谷
|