IICAのICの現場2
プロもうなる新しい発見。幅広く活躍されているインテリアコーディネーターの現場を取材しました。
   
Vol.11 駒澤 美紀(こまざわ みき)さん
<白山市北安田の分譲住宅と、金沢市田上本町の分譲住宅の2棟をご紹介します。>
◎インテリアコーディネート事例紹介 
 「白山市北安田の分譲住宅」と「金沢市田上本町の分譲住宅」の2棟をご紹介します。
その2☆金沢市田上本町の分譲住宅☆

ホワイトとグレーのコントラストでモダンな印象を与えつつ、植栽の後ろに木目の縦格子を設けることで、和洋折衷な外観になっています。  
そして、大きなガラス窓が吹き抜けを予感させ、採光たっぷりの明るい家になっています。バルコニーの大きな丸窓も印象的です。
玄関正面にはシンボルツリーが植えられ、クリスマスには賑やかな演出ができそうです。

▲玄関からLDKを望む。LDKとの境目の壁に納められたガラスブロックから、優しい光が入ってきて、ご家族やお客様を暖かく迎え入れます。 ▲LDKに一歩足を踏み入れると大きな吹き抜けに圧倒されます。光と風を感じる開放感いっぱいの空間です。上部に見えるのは、子供室に取り付けられた吹抜窓。駒澤さんは、ヤッホー窓と呼んでいるそうです。
▲世界に一つしかないキャロットホームオリジナルの階段。建材の階段では、手摺のつながりやLDKの床と、階段の踏み板の色合いの統一感がうまく出せないことから、オーダーにしたそうです。駒澤さんのこだわりです。 ▲玄関ホール、LDKの床は高級感あるかりんのフローリングが使われています。ダウンライトも四角の枠のものを選び、落ち着いた大人の雰囲気のダイニングです。
▲すっきりとしたデザインの対面キッチン。 ▲キッチン横にはパントリーも設けてあり、機能的なキッチン空間になっています。また、パントリーの建具も半透明のアクリル板の入ったものを使い、しゃれていて中身は見せないという主婦にはうれしい気遣いです。
▲琉球風畳敷きの和室。押入を少し高くして、下部にしゃれた床の間を配置。まるで料亭のようです。 床の間の背面には窓を設け、外部からの光を十分に取り入れられるように考えられています。クロスの藤色と畳の緑は、大変よくあい、癒される空間になっています。 ▲システムバスにも、基調色のブラウンを使用して、統一感を出しています。
▲キッチンの横から一直線で、ユーティリティーとサンルーム、トイレ、洗面所、脱衣室、浴室と続き、料理から洗濯まで効率的にこなせる間取りになっています。 ▲サンルームには、電動昇降式物干しがあり、雨の日も安心です。
▲吹抜から踊り場を見上げると、特徴的な丸窓が見えます。 ▲駒澤さんはこの窓のことを「悟りの窓」と呼んでいるそうです。
悟りの窓・・・京都の源光庵という禅寺にある大きな窓で、 禅と円通を表しています。
  外部からの光をヤッホー窓を通して室内に取り込めます
▲ヤッホー窓からリビングを見下ろす。 ▲2階に設けられたトイレ。なんだか居心地が良さそうです。
▲勾配天井に仕上げられた寝室は、7.7帖という広さを実際のより広く感じさせてくれます。また、茶系のクロスで仕上げることで癒された気持ちで眠りにつくことができます。壁一面がクローゼットになっており、機能的に作られています。 ▲寝室からは、1坪あるベランダに出られるようになっています。丸窓も見えます。
▲子供室
一部屋としても、またお子様の成長に合わせて、2つに区切っても使える設計です。       
また、お子様が巣立った後にも広い空間として、また別の使い方ができます。
■朝霧台分譲住宅について駒澤さんに聞きました

■朝霧台分譲住宅のコンセプトは何ですか?
40代のご夫婦とお子様が中学生というご家族をイメージして、設計・コーディネートしました。室内はブラウンを基調としており、大人の落ち着いた生活がテーマです。ガラスブロックやあつらえのストリップ階段、大きな吹き抜けなどで高級感をかもし出しています。

■苦労した点や難しかった点はありますか?
限られた敷地の中にテラスを設けたことです。リビングの掃き出し窓から外部に出ることができるようになっています。

■工夫した点はどこですか?
朝霧台は雪が多いところなので、雪に強い瓦を使用したり、建物全ての窓にLow−Eガラスと樹脂サッシを入れ、寒さや結露にも配慮しています。外部にコートライン(縦格子)とグレーのサイディングを用い、スタイリッシュな外観に仕上げました。

 

■駒澤さんに聞きました

Q.インテリアコーディネーターとして、何が一番必要だと思いますか?
A.お客様との雑談から好きなカラー、家具、インテリアのイメージを読み取り、予算に合わせて提案できる力。また、現場での実践(すぐに結論を見出せる力)も必要だと思います。

Q.コーディネーターになる前となった後で、何か変化はありましたか?
A.お客様からの安心感と信頼は上がったと思います(その代わり期待に応えられる実力がもっと必要ですが・・・)。

Q.コーディネートする時、特にどういうことを心がけていますか?
A.お客様が要望されるインテリア等のイメージを読み取り、提案ではベストのプラン、コーディネートができるよう、お客様に合わせて説明方法を変えるよう心がけています。また、お客様の趣味を聞き出して、その好きなこと、興味あるものが生かせるような空間造りを心がけています。


Q. 最近のお客様の傾向を教えてください。(カーテン、クロス、家具など)お客様に人気のもの、またあなたが注目しているものはありまますか?
A. 色合いはダーク系な古民家風、もしくは北欧風なナチュラルに分かれていると思います。

Q. コーディネートする時、特にどういうことを心がけていますか?
A. コンセプトを明確にする、トータルバランスを大切にする、時代感覚を取り込む

Q. 今までの経験の中で、一番印象に残っていることはどんなことですか?嬉しかった思い出、または苦しかった思い出などを聞かせてください。
A. 毎回、引渡し時では感動します。お客様と造ったアイデアなどが実際に形として残ることが何とも言えない満足感で満たされます。

Q. 今後の目標を聞かせてください。
A. お客様の要望に更にベストな提案ができるようにすることです。

Q. 今後、コーディネーターになろうとしている人達へメッセージを(アドバイス)をお願いします。
A. 色々なお客様に対応できるように、自分で見て学んで勉強してほしいと思います。経験をたくさん積んでください。

◇取材後記◇
まず駒澤さんには大変ご多忙な中、2日間に渡り取材に快くご協力してくださり大変ありがとうございました。
駒澤さんの勤めるキャロットホームは(株)駒澤建工という社名もある通り、父親が社長をされています。そんなことから、駒澤さんは小さい頃から自然と建築に携わり、また触れることができ、今日の仕事に生かされているんだなと感じました。
また、インテリアのコーディネートのみならず、営業業務から間取りまでも一身に担い、女性ならではの感性と、思いやりに満ち溢れた工夫が、今回の取材を通じて感じとれました。
そして、自分のスキルアップの為に日々勉強し、頑張っている姿にこちらも刺激を受けました。
座右の銘にも書いてある通り、とても勉強熱心なので、これからも色々なお客様に幸せを与えていくことができるコーディネーターの一人として活躍されていかれると思います。 

■御礼
取材にあたり、キャロットホームさんにはこころよくご協力いただきました。誠にありがとうございます。
今後共ICの活動にご期待下さい。

 

 ※取材/山岸絵理・掛野俊介 


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