
スキルアップセミナー
* 手描きパース実務講座 第2回 リポート 2010年10月27日(水)開催 *
パース講座第2回目は、「クイックパースの作成」です。
平面図を基に、アイソメ図を素早く描く技法を学びました。
今回も、宮原優子先生にご指導いただきました。
いただいた課題は次の4つです。
[1]対面キッチンのダイニング
[2]ソファのあるリビング
[3]出窓のあるユニットバス
[4]ドレッサーのある寝室
準備するもの: シャープペンシル、定規、赤ペン、黒サインペン、A3用紙
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パース講座、第2回目、はじまりです!
手順 1)…平面図のグリッド線を赤ペンでなぞり、分かりやすくしておきます。
手順 2)…A3用紙を対角線に折り、シャープペンシルで線を描きます。
(両端を5cmほど残し、フリーハンドでOK。)
手順 3)…用紙を30度ほど右に回して、対角線が自分と平行になるように置きます。
右端から1/3程のところで、下へ垂線を下ろします。
手順 4)…用紙を戻して、先ほどの垂線から、こんどは上へ垂線を描きます。
この3本の線が重要です。 (分かりやすく太線にしてますが、シャーペンで描きます)
手順 5)…手順1)で描いた赤のグリッド線にあたる線を、25ミリ間隔で描いていきます。
フリーハンドでOKですが、今日は定規を使いました。
描く本数は、グリッド線を参考にしてください。
(床のグリッド線が描けたら、奥の壁も。)
手順 6)…平面図をもとに、キッチン、ダイニングテーブルなどを床に配置し…….。
手順 7)…垂線を立ち上げて、高さを描いていきます。
POINT!…高さは垂直に、奥行きと巾になる部分は常に平行になるよう意識して、手前の物から描きます。
手順 8)…立面図を参考に、キッチンをどんどん描き上げていきます。
ドアや小物、床の線なども、自分なりに描いていきます。
フローリングの線は、光を意識して描かない部分を入れるのがPOINTです。 (丁寧に。)
皆さん、夢中で描きこんでいるところです。
後方に「おやつコーナー」を設けていますが、誰も取りに来ません。 必死です。
出来上がりました!
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2つ目の課題「ソファのあるリビング」も、同じ手順で進めていきます。
………そして…….こんな感じに仕上がりました。
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2つの課題を仕上げるだけで2時間はあっという間に過ぎてしまい、
残りの2題「ユニットバス」と「寝室」は宿題となりました。
視点を何処に置くかで、対角線の折り方が逆になる場合もありますので、注意してください。
小物でアクセントを付け、オリジナリティを出してくださいね。
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次回、第3回目のカリキュラムは、
「1消点,2消点パースの作成・・・ここぞ!というときの勝負パースの下絵について」です。
先生、宿題の添削もよろしくお願いいたします!
(どんなふうになって返ってくるんでしょう、とても楽しみです。)
今回から会場は、シンコール㈱さんの会議室をお借りしています。
5回目までどうぞよろしくお願いいたします。
手描きパース実務講座 第2回レポート&写真:柿本