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前回の掛野さんと同じく、私も、地元の工務店に務めています。
そして、同じような失敗もまた数知れず、、、。
私の場合は、「あれ?何かヘン?」→「まずいかも?」→「で、でも何とかなるさ♪」
→「やっぱダメ!」→「やり直し、または追加工事(無償)」→「関係者の皆様に平謝り」
という最悪のパターンをくり返しました。
その結果、最近では、ようやく、「問題を先送りしても、何の解決にもならない。」という当たり前のことに気付き、「あれ?」と思った時に行動すべし。を心がけています。
そういう訳で、今回のテーマは、私の失敗談「ケースー(無限大)」の中のひとつ、「バリアフリー改修工事について」です。
そのお客様は、60代の御夫婦お二人で、一戸建てにお住まいでした。ご主人に障害があり、今回は、水回りのバリアフリー化と手すり取付けのご依頼を受けました。
そして、初めに手すりの位置を打ち合わせしていた時のこと。
ご主人は、自分は全然大丈夫なので、手すりは最低限の3本しか付けなくてよい。
とおっしゃる。でも、奥様は、やはり心配なので、家中あちこちに手すりを付けたいとおっしゃる。私から見ても、それは必要なものだと思われたので、奥様と二人で、「たくさん付けたほうがいいです!」といってしまいました。
さらに、ご主人がその手すりの位置を、通常よりかなり高い所に指定されたので、「高すぎて、使いにくいのではないですか?」とお聞きしました。
その時に、ご主人から言われた言葉。
「あなた方は、想像で、ものを言っている。でも、それは想像でしかないでしょう?自分の体は自分自身が一番よくわかっている。普通の人には使いにくそうに見えるかもしれないが、私には、これでちょうどいいのです。そして、これだけあれば、充分なのです。」
ガーン!私のIC心得第一条
「お客さまの立場にたって(想像して)、提案を」が、もろくも崩れ去った瞬間でした。
つまり、私の想像力には、限界があったということです。
それを補うためには、
(1)お客様と一緒にいる時間を増やして、ご本人とよく話し合うこと。
(2)ご本人の行動をよく観察すること。
(3)ご家族やリハビリ担当の方ともよく話し合うこと。
これが、不可欠なのでした。
結局、今回の場合は、全体の改修工事の間中にも、打ち合わせをくり返し、手すりを段階的につけていきました。後から思えば、最初の打ち合わせの時、ご本人は退院してきたばかりで、歩行訓練のリハビリ中でした。きっと、将来は手すりなしでも歩けるようになって、
奥様の負担を減らしたいというやさしいお気持ちがあったのかもしれません。
「希望」は誰にとっても、なくてはならない大切なもの。
提案する時も、「夢と希望」を忘れないようにしたいです。
今後は、たくさん付けた手すりを使って、リハビリをしていただき、将来的には、1本ずつ手すりをはずしにお伺いできればいいなー。と思います。
最後に、石川県内の市町村では、介護保険の他にも、在宅介護支援のための住宅改修への助成金が充実しています。(所得制限有)
バリアフリー化工事をお考えの方は、利用されたらいかがでしょうか。
せっかくだし。

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